水戸駅の駅名看板一部落下 接着剤劣化が原因か

JR水戸駅南口

 11月28日午後2時ごろ、茨城県水戸市・JR水戸駅南口の駅ビル壁面に設置していた駅名看板の一部が落下。けが人、物損はなかった。  同日、駅利用者より水戸駅南口通行時、上部から落下物があったとの申告があった。直ちに係員が現地の確認を行ったところ、同件が判明した。
 落下したのは、「JR水戸駅」の「駅」の看板の尺の口の部分。サイズは縦約95×横約120×厚さ約20mm、重量は約50gでステンレス製だった。
 落下の原因は、駅名看板の接着剤劣化によるものとみられる。看板の固定方法は、本体-下地はアンカーボルト、本体-縁はビス留めを基本とするが、一部接着剤を用いていた。
 看板が取り付けられていた外壁は耐候性パネルで、高さ7.5mの箇所に設置されていた。設置時期は2011年5月で、取り付けられてから12年6カ月が経過していた。
 同社は同日午後6時半、当該看板の点検を終了。縁の一部を撤去後、テープで補強した。なお類似箇所の緊急点検を実施中だという。

読者より提供。事故後の看板はところどころテープで補修されているのが見える

※取材内容の詳細は新聞「総合報道」2023年12月15日号に掲載

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