【宮城県土木部都市計画課】仙台高技専で屋外広告物担当者実務研修

仙台高技専で屋外広告物担当者実務研修

 宮城県土木部都市計画課は6月8日午後1時から、仙台市宮城野区の宮城県立仙台高等技術専門校(仙台高技専)で「令和5年度屋外広告物担当者実務研修」を開催。宮城県および仙台市の屋外広告物担当者26人が参加した。

 これは、行政の屋外広告物担当者が施工方法などの「看板の実際」を学ぶ企画。定期的に異動があり「看板について詳しく学ぶという事ができない」行政担当者のために開催した。これまで宮城県では同様の研修はなかったが、県内で看板落下事故が続いたことから「屋外広告物の指導を行う立場の行政がもっと勉強すべきだ」と考え実現した。
 研修は、宮城県屋外広告美術協同組合(宮広美)の佐々木慎太郎理事長と鈴木章広専務理事が講師を務めた。第1部では屋外広告物の設置・点検の基礎知識について、「看板の安全管理ガイドブック」を使用し座学講習。その後の第2部で、仙台高技専サインデザイン科の教職員や学生たちによる校名看板の点検訓練を見学した。設置から約15年経過した看板を対象に、実際に板金枠の蓋を開け、足場を使用し登るなど構造を確かめながら、佐々木理事長と鈴木専務理事による安全点検する際のポイントや判定基準などの説明を受けた。訓練見学後の第3部では、活発な意見交換がされ、4時に閉会した。

【詳しい取材内容は総合報道2023年7月5日号に掲載】

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