【JCWA】「FESPA World Wrap Masters JAPAN2023」を開催。川上裕貴氏が3連覇達成

 (一社)日本カーラッピング協会(JCWA)は、「FESPA World Wrap Masters(略称:WWM)JAPAN2023」を6月14日から16日まで開催した。
 関西地区で初開催となるWWMは、車両ラッピングやクリエイティブラッピングなどの技能を競うもので、3日間にわたるトーナメント方式。来年、オランダのアムステルダで開催される「FESPA WWM FINAL2024」への世界選手権の出場権利を目指し、国内外から36人が参加。JCWAの苅谷伊会長と、海外から特別招待したジム・ミラー氏が審査した。また、会期中はYouTubeでライブ配信された。
 ラウンド1(14日の終日)は車両ラッピング(12分)とクリエイティブラッピング(45分間)の2競技が実施され、上位32人が勝ち残った。ラウンド2(15日午前)は車両ラッピング(15分)の競技で16人に。ラウンド3(同午後)は車両ラッピング(15分)、クリエイティブラッピング(50分)で8人に絞られた。
 セミファイナル(16日午前)は車両ラッピング(35分)でファイナル(同日午後)に進出する4人に決まった。
 ファイナルに進出したのは前回王者の川上裕貴氏(ヤマックス㈱)、セミファイナル1位のトレンゴブ・海氏、2位の林田優希氏、3位の峯晃之氏(以上、RINDA FACTORY)。競技は車両ラッピング(60分)だった。
 厳正な審査の結果、優勝したのは川上氏。19年の名古屋、22年の東京大会に続き3連覇を達成した(21年の全日本カーラッピング選手権を含めると、JCWA主催の公式大会は4連覇)。このほかの上位入賞者は2位がトレンゴブ氏、3位:峯氏、4位:林田氏。敢闘賞(ジム賞)は工藤理世氏(RINDA FACTORY)、MVP(審査員特別賞)は鈴木勇也氏(GOODWRAP)だった。

(写真はファイナル会場)
 

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