【テクノロジック】新型NCルーター、極細刃の加工が可能

 ㈱テクノロジックは、NCルーター彫刻機「APR1200S」の販売を9月下旬から開始する。
 従来の木工ルーターの多くは100分の1㎜ステップで制御されており、硬いもの、特に金属素材などの加工に難しい面もあった。「APR1200S」は、工作機械レベルの1000分の1㎜単位で制御されているため、細かい部分まで表現できる極細刃の加工を可能にしている。加工に適した素材は、アクリル、PET、ポリカーボネート、低発泡塩ビ、アルミ複合板、真鍮、亜鉛めっき鋼板、ステンレス深彫、天然木材、圧縮合板。
 一般エレベーターでも搬入できるコンパクトな設計。加工範囲は1200×900×150㎜、ハイパワー三軸ACサーボモーターによる高精度制御。材料センサーが素材の厚みとバラツキをカバーする。
 スピンドル(3万6000rpm1.5kw ER11、2万4000rpm2.2kw ER16 水冷スピンドル)は加工用途に合わせて選べる。ワンタッチ自動工具長測定、硬質樹脂製バキュームテーブルのほか、オプションでアルミ合金製クランプテーブルも用意。保守契約も準備している。
 加工範囲=2500×1300×200㎜の大型バージョンも提供予定。

※新聞「総合報道」2023年8月5日号に掲載

関連記事一覧