【PxDT】空間に馴染む吸音材を開発。12月発売予定

 ピクシーダストテクノロジーズ㈱(PxDT)は、音響メタマテリアル技術を用いた吸音材「iwasemi」を搭載した硬質吸音パネル「iwasemi SQ-α」を開発した。発売は12月頃を予定している。
 デザイン面では、素材自由度を活かし、空間になじむ硬質な素材・多彩な塗装表現を実現しており、機能面では、人の声に多く含まれるという500~1000Hzの周波数帯に特化した吸音構造設計を搭載している。また、本体の約60%に再生樹脂を利用することで、環境に配慮した製品を目指した。設置に関しても、本体裏面がマグネットになっているため容易だ。
 従来の吸音パネルは、ファブリックやフェルト地を利用した柔らかい印象を与える吸音パネルが大半を占めており、インダストリアルな空間や無機質な空間において、従来の吸音パネルでは空間設計を行うデザイナーのニーズに応えられていないケースがあった。
 同社は、こうした課題を解決するため、従来の吸音パネルでは実現が難しかった硬質で多彩な塗装表現を兼ね備えた、意匠性の高い吸音パネルを開発するに至った。

■仕様は次の通り。
サイズ:W:225mm × D:225mm × H:34mm
本体重量:300g
素材:ABS樹脂(再生材60%)
カラー:10色
価格:オープン価格

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