【三井化学・丹⻘社】景⾊や展⽰物を鮮やかに感じられるウィンドウフィルムを開発

 三井化学㈱と㈱丹⻘社は、三井化学のテクノロジーと丹⻘社の空間づくりのノウハウを組み合わせ、感性に着⽬した共同開発の推進によって、より豊かな空間体験を提供することを⽬的とした協業を開始。その第1弾として、三井化学がメガネレンズ材料分野において、より良い視界を追求する中で⽣まれた「くっきり⾊素」技術を⽤いたポリエステルベースのウィンドウフィルム「ポジカフィルム」を開発した。

 同製品は、三井化学の「くっきり⾊素」技術により、イエローライトを特定の割合で選択的にカットする機能を有するフィルム。フィルム越しに⾒える物体の⾊は彩度が向上し、⾊が濃く、鮮やかに感じられ、また、⽩⾊も⻩ばみがとれてより⽩く感じるという。窓やショーケースなどに貼ることで、これまでより景⾊や展⽰物が、鮮やかに感じられるようになるため、今後両社はリゾートホテルやブライダル施設の窓ガラスや、博物館のショーケース、店舗・商業施設のショーウインドウ、オフィス の窓ガラスや照明などへの展開を⾒込んでいる。

 同製品は、三井化学㈱の100%⼦会社である三井化学ファイン㈱が2021年9⽉より販売開始する予定だ。

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