【藤田産業】ベース材をリサイクルできる再剥離メディア発売

 藤田産業㈱は6月1日、ノンアルミ複合板NOALXブランドで、ベース材をリサイクルできる再剥離メディア「NOALX Rm(ノアルクス アールエム)」を販売開始した。
 一般的なサインはアルミ複合板やスチレンボードなどのベース材に塩ビシートやメディアを貼って製作するが、同製品の特長は、サイン撤去時ものり残りなく貼って剥がせるので、ベース材を再利用できるもの。このほか、壁紙やターポリン、アクリル板、ポリカーボネート、低発泡塩ビといった素材に加え、ガラス面、床面にも貼ることができる。また、完全遮光使用にもなっている。
 併せて下地のアルミ複合板を同社の「SOLEITA」にすることで、持続可能なサインを製作できる。サイン撤去後はベース材のSOLEITAはリサイクル回収(広域認定制度取得済)、NOALX Rmはプラスチックとしてリサイクル処理が可能。屋外耐候性は3年。
 同社は発売の背景として、2050年カーボンニュートラルの実現、また持続可能な社会のため、企業のCO2排出削減への取り組みに貢献することを挙げる。担当者によると「脱塩ビ素材である同製品のベース材は繰り返し使用できる。ごみを出さず、製造・廃棄時のCO2排出量を大幅に削減可能。リリース後、販売店からの反響も上々だ」という。
 ※詳細は新聞「総合報道」2022年7月5日号に掲載

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