【埼玉県】屋外広告物条例改正へ 来年4月から点検の義務化

 埼玉県は、屋外広告物条例の改正に向けた準備を進めている。
 改正の趣旨は、屋外広告物の落下や倒壊による事故防止および田園住居地域の良好な景観確保を図るのが目的。
 改正内容については、まず「点検義務の規定を新設」する。
 また、「有資格者による点検の義務化」では、改正案では「点検義務化対象広告物」は、地上高4m超で、かつ表示・掲出に許可が必要なもの、「点検努力義務化対象広告物」は地上高4m超で、かつ表示・掲出に許可不要なもの。有資格者は①屋外広告士、②都道府県など主催の屋外広告物講習会修了者、③(一社)日本屋外広告業団体連合会など主催の屋外広告物点検技能講習修了者、④建築士、⑤電気工事士など。
 さらに、都市計画法の改正(平成30年度)により、新設された田園住居地域を禁止地域に追加する。
 今後は、今年6月の定例県議会に条例改正案を提出。禁止地域は条例の公布後、点検の義務化は来年4月1日から施行される。
 

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