【東京都広告物審議会】屋外広告物点検に関する条例改正や広告宣伝車に係る規制の状況を説明

東京都は6月19日午前10時半から、「令和7年度第1回東京都広告物審議会」を開催。①屋外広告物の点検強化に係る規則の改正に関する報告について ②広告宣伝車に係る規制の状況について—などを報告した。①は来年4月施行の屋外広告物許可の継続申請時などに提出する点検報告書様式を改正したことについて、答申のポイントや、公布後の周知状況を話した。②は昨年6月に都条例の規制が適用開始した都外ナンバーの広告宣伝車の状況。前回の調査に引き続き改正内容の周知が進み、定着しているのがうかがえた。
1つ目の報告は「屋外広告物の点検強化に係る規則の改正に関する報告について」。来年に施行される、点検項目を明確化・具体化するなど、屋外広告物許可の継続申請時などに提出する点検報告書様式を改正したことについて説明。これまでの流れを報告し、答申のポイント、公布後の周知状況などを話した。公布後の周知として、7月1日に、屋外広告物所有者や事業者などに向けた説明会を実施した。【説明会は後日発刊の総合報道で詳報予定】
2つ目の「広告宣伝車に係る規制の状況について」の報告では、今年1~2月に実施した都の調査について報告した。この調査は新宿、渋谷、上野、池袋、六本木、銀座の6カ所で7日間、午後4時~9時に、広告宣伝車の調査を行ったもの。
これによると、走行台数は前々回である令和5年度の52台、前回の令和6年度(前期)35台に続き、今回の令和6年度(後期)は39台とほぼ横ばい。車籍地はどの調査もほとんどが都外ナンバーで、今回の調査は全てが都外だった。
広告の表示方法では、前々回は全体の半数を占めたLEDの広告宣伝車は、前回に引き続き今回も観測されなかった。
許可票の掲出および許可状況は、許可票が掲出されていた車両は前々回で32/35台。今回は37/39台だった。また今回許可票の掲出があった車両のうち3台、なかった車両のうち1台が無許可であった。このうち前者3台は別のデザインで許可を取得した際の許可票を掲出したと推測される。