【東京都】ドア部広告面積の上限緩和 UDタクシーに合わせ規格改正

 東京都は10月28日、「令和4年度第1回東京都広告物審議会」を開催し、ハイヤー・タクシー車体利用広告の規格改正を提案通り可決した。改正ポイントは、ドア部の表示面積の上限の緩和。これまで片側1.1㎡以下としていたものを、近年主流となっている「ユニバーサルデザイン(UD)タクシー」に合わせ1.4㎡以下に変更する。施行は来年4月を予定している。
 改正する背景には、UDタクシーの増加が挙げられる。これは、広い開口部にスライドステップを備え、障害者や高齢者に配慮した一般タクシー車両。これまで主流だったセダンタイプのタクシーのサイズは、全長4690×全幅1695×全高1525mmに対し、UDタクシーは全長4400×全幅1695×全高1750mm。セダンタイプと比較して開口部が広く、これに伴い広告を貼れるスペースも増え、従来の規格では覆うことができないスペースがあった。このため都屋外広告物条例による車体利用広告の規格を最適化する必要性が高まり、今回の改正に至ったという。
 詳細は新聞「総合報道」2022年11月15日号に掲載。

(写真はタクシー車体広告掲出イメージ。上は旧、下は新)

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