「サイン&ディスプレイショウ 2025」 出展各社の見どころ紹介

「サイン&ディスプレイショウ 2025」 出展社の見どころ紹介

 東京屋外広告美術協同組合(東広美)主催のサイン・ディスプレイの広告資機材展「サイン&ディスプレイショウ2025」(以下S&Dショウ)が、10月22日㈬から24日㈮までの3日間(午前10時~午後5時)、東京ビッグサイト 有明GYM-EXで開催される。後援は東京都、(一社)日本屋外広告業団体連合会(日広連)、関東地区屋外広告業組合連合会(関東地区連)。開催規模は昨年を上回る95社・4団体(232小間=10月8日現在)。
 本記事では、出展社の中から特に注目の企業の見どころを紹介する。

 

<デザインラボ> ■ブースNo.12
各種施工ツールを展示・販売 米・英国のカーラッピングメディア紹介


 デザインラボは、シート貼り用施工ツールやカーラッピングフィルムの展示・即売を実施する。
 シート貼り用施工ツールは、同社が運営するオンラインショップ「PPF SHOP」で取り扱う製品群。スキージーや施工グローブ、カッター、ピンセット、プライマー、ヒートガン─など。
 新たに取り扱いを開始したのは2メーカー。まず米国CARLAS社製品は、カーラッピングフィルム(製造方法は塩ビのカレンダー)、カラーペイントプロテクションフィルム、TPU(ポリウレタン)製インクジェットメディア・ラミネートを紹介する。
 カーラッピングフィルムは3次曲面に簡単施工できるほか、看板用として使用できる。高品質で安価な価格帯に設定、カラーの種類は約200色と豊富にそろえている。
 TPU製インクジェットメディア・ラミネートは、高発色・高耐久で平面かつ3次曲面に対応する(屋外耐候性は約5年)。
 また、英国ウェールズに拠点を持つ高品質の粘着フィルムメーカー・KPMF社製フィルムは、プレミアム品質のキャストTPUフィルム「K7500シリーズ」を展示する。同社で一部在庫をそろえるほか、これ以外のシリーズも順次対応していく予定。

 

<ナニワ> ■ブースNo.14
カタログ&製品実機多数揃え 商社としての顔・役割強化


 ナニワは「ナニワの〝商社〟としての顔を知ってください」をコンセプトとして出展する。
 同社はクライアントから、シャーシメーカーとし高く認知されている。一方で、サイン&ディスプレイ関連製品をはじめとした様々な商材を取り扱う商社機能をもっと周知させたいという課題を抱えていた。
 今回の出展では「商社としての顔、役割を強化し、取扱製品の理解を促す」ことを目指していく。
 今回の出展では、REGZAの電子黒板 「レグザキャンバス」や、野鳥全般用忌避剤「鳥避けのアレ」などの看板メンテナンス商材、LEDモジュールをブースに用意。
 また、岩崎電気のサインボード向け投光器LEDioc FLOOD NEO(レディオック フラッド ネオ)の新旧製品を比較展示。カタログ配布と併せて、同社製品を実機も交え紹介する。
 「同じ展示会場に出展しているメーカーの製品も取り扱っている。来場者には当社の商社としての顔をアピールするとともに、各メーカーさんのブースにも足を運んでもらいたい。知っているようで知らなかった部分に気づいてもらうことができるので、ぜひナニワのブースに遊びにきてほしい」。(担当者)

 

<ローランド ディー.ジー.> ■ブースNo.20
IJPの最新ラインアップ 実績豊富な主力モデルを展示


 ローランド ディー.ジー.は、ビジネスを拡大するインクジェットプリンター(IJP)の最新ラインアップと主力モデルを展示する。
 「TrueVIS XP-640」は、画質と生産性に優れた溶剤プリント専用機。導入実績多数、米国キーポイントインテリジェンス社「BLI Pick Award2025」も受賞している。
 2.5Dサーフェスプリンター「DIMENSE DA-640」は、立体的なテクスチャ表現で特別な空間を演出。最大2mm厚のエンボス・凹凸表現のデモンストレーションとアプリケーションサンプルで新たなプリントビジネスを提案する。
 フラットベッドUVプリンター「VersaOBJECT LO-640-F3」(4×8サイズ対応)は、多彩な素材と用途で高速印刷が可能。Or・Reインクによるクラス最大級の色再現域で、メディアは厚さ242mm、重さ100kg/㎡まで対応する。A3サイズフラットベッドUV機「VersaOBJECT MO-180」は、「高生産」×「低コスト」でグッズビジネスに最適。
 DTFプリンター「TY-300」は、業界最高水準の画質とハイスピード印刷を実現。同機種に最適化されたシェイカーオーブンも展示し、導入後の運用をより具体的に紹介する。

 

<エコスリージャパン> ■ブースNo.25
多彩なIJPをパネル展示 出力サンプルも用意


 エコスリージャパンでは、出力幅3~5mの多彩なインクジェットプリンターのラインアップをパネル展示する。
 最大印刷幅5.2mの「JETI CONDOR(ジェットアイコンドル) RTR5200」は、最大生産性毎時672㎡を誇る高速・高品質なロールtoロールプリンター。CMYKに加え、オプションでライト系や白、クリアを用意し、生産性だけでなく表現力も高い。
 「JETI TAURO UHS」は、高負荷にも耐えるハイエンドUVプリンター。ロール・リジッドメディアに両対応するハイブリッドモデルで、自動給板装置で生産の全自動化も図ることができる。
 フラットベッドUVプリンター「JETI MIRA」は、高い生産性と堅牢性を備え、幅広い材料への印刷や厚盛り印刷、3Dレンズ印刷など高付加価値プリントを得意とする。
 3.2m幅ロール専用UVプリンター「ANPURNA RTR 3200i」は、サイン・ディスプレイに最適な機能を備え、様々な印刷メディアに対応する。
 3.3m幅に対応するハイエンド・ロール専用機「OBERON RTR 3300」は、ブランドオーナ―の高い要求に応える高品質と、短納期に対応する高生産を両立するUVプリンター。
 会場では、これらプリンターによる多彩な出力サンプルも展示する。

 

<パック> ■ブースNo.27
MFカタログ製品群PR ブース全体で装飾へ


 パックは、マーキングフィルム(MF)のカタログ「オリジナルシートライブラリーVOL.8」に紹介している製品群を使ってブース全体を装飾する。
 ブースのコンセプトは、カタログの表紙を拡大掲出。あたかもカタログ内に足を踏み入れたかのような装飾を施すのが特長。
 ブース内で紹介する製品群は、カラーバリエーションが豊富な短期屋内用MF「KSシート」、短期屋内用のメタリ
ック&ホログラムフィルム「KMシート」。短期屋内用化粧塩ビフィルムでは木目柄や板目調などの「KWシート」、レンガ柄やタイル柄などの「KAシート」の4製品。
 また、好評を博している、光る角度や重ねる色によって色が自由自在に変化する「煌輝(きらめき)フィルム」や、今年1月から発売を開始したシステムパネル専用フィルム「PSPシート」(カラーは白・黒の2色)を、会場で初披露する。
 「ブースで紹介するMFは発売から20年以上顧客から好評だ。改めて商材を再認識してもらうため、ブース全体を使って装飾したい。MFは、壁や床面に直貼りすることで、来場者自らが質感に触れてほしい」(同社ブース担当者)。

 

<武藤工業> ■ブースNo.29
溶剤&水性UVIJPを紹介 実機デモで性能アピール


 武藤工業では、2.6m幅のエコソルベントインクジェットプリンター「VJ-2638X」と、水性UVインクジェットプリンター「HydrAton 1642」をメイン出展する。
 「VJ-2638X」は、国産唯一の広幅2.6mの溶剤機。2種類のMUTOH純正エコソルベントインクを用意し、発色性・耐候性・耐擦過性を持ちつつ、低臭気な「VJ-MS31」と、コストパフォーマンスを追求する「Ultra Value インク」から選択できる。
 このほどサイン業界に向けて新たに開発した入力プロファイル「MWCC(MUTOH WIDE COLOR CHOICE)により、従来発色の難しかった真紅・漆黒といった濃色領域の色再現を最大限に発揮する。合わせて、自社サービスによる安心のメンテナンス体制もPRしていく。
 「HydrAton 1642」は、富士フイルムのインクテクノロジーAQUAFUZEとMUTOHのインク被膜硬化システムが融合した水性UVインクを搭載したロールtoロールプリンター。
 水を主成分とした安全性の高いインクで、印字後無臭なため、病院や飲食店などにも気にせず使用できる。前処理なしで多彩な印刷基材に対応し、膜厚は薄く耐擦性も優れていることから、壁紙をはじめ幅広い用途展開が期待されている。
 ブースでは、これら2機種の性能を実機デモを通してアピールする。

 

<ミマキエンジニアリング> ■ブースNo.33
フラットベッド、UV機出展 今年も施工セミナー実施


 ミマキエンジニアリングはフラットベッドマシン、UV-DTFプリンター、テキスタイルプリンター、インクジェットメディアなどを出展する。
 フラットベッドマシンは様々な用途で効率よく加工できるハイエンドカッティングプロッター「CFX-2513」、ミドルサイズのUVプリンター「JFX200-1213EX」。同社初のUV-DTFプリンター「UJV300DTF-75」を披露する。
 テキスタイル系は新製品として、初めて昇華転写機を使う人でも簡単に高品質なプリントが可能なテキスタイル・アパレル向けの「TS200-1600」や、捺染顔料転写システム「TRAPIS(TS330-1600+Monti社製プレス機)を紹介。
 ロールtoロール系は、エコソルベントプリンターの「JV330-160」、330エンジンのプリントヘッドをシングル搭載し、操作経験の少ないオペレーターでも美しく、速く、簡単にプリント成果物を制作できる「JV200-160」、UV機「UCJV330-160」を展示する。
 このほか、ブースではメディア施工セミナーと題し、オリジナル空間演出を可能にするインクジェット壁紙「Arista」を使って実施される。

 

<イースト> ■ブースNo.39
軽量・安全な新サイン素材 オリジナル製品「アプリエ」


 樹脂文字や屋内外サインの企画製作・販売などを行う「イースト」。
 今回の注目は、アルミ複合板をルーター加工して立体的に組み上げたオリジナル商品「AP-lier/アプリエ」だ。
 これは、看板の製作によく使われるアルミ複合板を、ルーター加工で切り出すことで、同じものを大量に作成。看板の土台に敷き詰めると、総柄を創り出すことができるアイテム。
 中が空洞で軽いため、取付も容易。昨今の人材不足に安心な易施行かつ、軽量ゆえの安全性を保ちながら、高級感ある模様を創出することも可能だ。同じ模様のパネルを敷き詰めていけば全体的な模様を、左右非対称なパネルの場合は回転させて取り付けていけば、唯一の面白い模様を創り出すことができる。
 看板の土台として全面に敷き詰めるのはもちろん、額縁のように周囲の飾りとして使ったり、殺風景な壁の装飾に使ったり、アイデア次第で可能性が広がる。単一色の塗装のほかに、少し趣向を凝らした塗装もできる。
 東政信社長は「今回の仕様は見る角度によって、LEDのドットが見え隠れするおしゃれなもの。ぜひブースに足を運んでいただき、様々な角度から眺めてみてほしい」と話す。

 

<I&S> ■ブースNo.52
五面型・球体型・フレームレスなど 多様なLED製品を充実


 I&Sは、LEDビジョンやLED内照式チャンネル文字、LEDライトパネル、ゴボプロジェクターを紹介する。
 LEDビジョンは、五面型LEDディスプレイ(320mm角仕様)、球体型LEDディスプレイ(直径300mm)のサンプルを展示。平面型では表現できないインパクトのあるビジュアルをPRする。
 LED内照式チャンネル文字は、店舗内装飾で使用できる小型のアクリルフレーム。文字の縁取りを付けずに取り付けるものや、小さな文字、字ラインの極端に細かい線などの文字に適している。
 LEDライトパネルは、屋外で使用可能。フレームありの四辺開閉式に加え、フレームレスを展示。丸型や長円、三角形といったオリジナルデザインに対応する(いずれも防水仕様)。
 ゴボプロジェクターは設置位置から投影面までの距離と投影サイズで適した製品群を提案しており、投影の回転や停止も付属のリモコンで簡単操作できるという。
 このほか、創業時から取り扱っているネオン曲げ加工や360度発光を実現した「LEDチューブネオン」も紹介する。
 「LEDビジョンは大型サイズを販売しているが、今年は1小間なのでコンパクトな製品をラインアップした。またLEDライトパネルは今年のサインエキスポに出展、来場者から好評だったので、東京でも展示することにした」(丁海璟社長)。

 

<ニッケンハードウエア> ■ブースNo.55
サイン用ひさし型照明 製品幅を2タイプ追加


 直管LED蛍光灯「ビューランプチューブ2(VLT2)」やLED投光器「ViewFlood(ビューフラッド)」など、様々なシーンに応じた外照式LED光源を扱うニッケンハードウエア。昨年リリースし、市場で好評を得ているサイン用ひさし型照明「DEHABAM(デハバム)」を中心に出展を行う。
 徹底的に〝配光〟にこだわったという「デハバム」は、他社同型製品と比べて2~3倍の明るさと縦2mまでの均一な面発光を提供。一方で、人目に触れる高さに取り付けられる事の多いひさし型照明に求められる意匠性も追求した。
 スクエアのスタイリッシュなデザインで、カラーはブラックとホワイトを用意。パーキングサインから街中設置まで幅広い用途に対応する。
 LEDチップを両端ギリギリまで配置し、連灯時の光ムラを低減させているほか、本体を取付板に引っ掛けるだけでなく、カラビナフック付ワイヤーで落下事故を防止。光色は白色と電球色を用意している。
 製品幅は600、
1200、1800mmの3タイプに加え、新たに400、900mmを追加ラインアップ。本展示会にて周知を行っていく。
 このほか、看板用直管型LEDのコスト追求モデル、照射距離や構造などは「デハバム」と異なるが、少ない出幅で看板面を均一に照射する簡易型のひさし型照明を参考出展する予定。

 

<トージ工芸> ■ブースNo.56
サイン・表札サンプル100点と 製作事例の写真約400点


  トージ工芸は、オーダーメードのサイン・表札を中心に出品する。約100点の製作サンプルを展示(そのうち約25点が表札)。そのほか、サイン300点、表札90点の製作事例写真も披露する。
 レーザー加工による切断・彫刻や、板金加工によるステンレス、スチール、真ちゅうなどの看板・銘板、切り文字などの製作を行う同社。各種機械による加工だけでなく、ハンドワークを駆使した唯一無二の付加価値を与えた製品が特長だ。
 ハンドワークは、表面に凹凸をつけるたたき仕上げや、フラットバーに対する曲げ加工など、細やかな表現技術を得意としている。
 切り文字・箱文字は、ステンレスや鉄をはじめ、チタン、アルミ、銅、真ちゅう、アクリル、木など色々な材料での製作実績を持っている。
 また板金加工は、シャーリング・レーザー切断・ベンダー曲加工・溶接など、熟練の職人が1枚の板から様々な形を生み出す。
 「顧客の満足」と「高品質なものづくり」を追求し、クライアントの手書きのイメージをデータ化することもある。顧客層は同業のサイン製作会社が50%、個人(主にオーダーメード表札)20%、他(行政、鉄工所、企業など)30%。受注生産で、1台からの小ロットや試作品も対応する。

 

<レベリック> ■ブースNo.64
高電圧LEDモジュール新製品 現場を支える資機材を展示


 レベリックは、多くのお客からの要望に応え、AC100V直結型の新型高電圧LEDモジュール「Tiny(タイニー)」を展示する。
 新製品は防塵・防水性能であるIP67等級に対応し、サイズはわずか33×13.5×9.3mm(業界最小・同社調べ)。コンパクトながら、バックチャンネル用途に適したLEDモジュール。
 また、AC100Vを直接接続できるため、従来必要だった定電圧電源が不要となり、施工やメンテナンスの手間を大幅に軽減。さらに高効率 LEDチップと完全封止型のオールインワンレンズを採用し、定電流駆動方式によって安定した発光と長寿命・高信頼性を実現している。
 用途は、バックチャンネルをメインにしながら、面発光やバックライトなど幅広い場面での利用を想定。限られたスペースでの設置にも対応できる点が特長。
 ブースではこのほか、同社が長年取り扱っているレンズ型LEDモジュール「renDyシリーズ」や、LEDビジョン、デジタルサイネージ用液晶ディスプレイなどを展示し、多様化する市場のニーズに応える製品展開を来場者にPRしていく。

 

<システムアート> ■ブースNo.65
カッティングマシン2機種出展 省人・効率化提案も


 各種サイン用資機材を販売するシステムアートは、省力化を実現するカッティングマシン2機種を出展する
 「IECHO SK2」は、リニアモーター駆動を採用し、「ゼロ」トランスミッションによる高速応答で、加減速が大幅に短縮されたフラットベッドタイプのマルチカッティングプロッター。磁気スケールの位置決め、可動部分の実際の位置をリアルタイムで検出し、補正を行う。
 カット範囲は2500×1600mm、対応厚みは50mmとなっている。ショウ当日は、実機によるデモを実施予定だ。
 なお、IECHO社は、中国・杭州に本社を置く切断ソリューション専門企業。海外に数百の販売代理店を持ち、製品は100カ国以上で採用されている。
 また、同社では新たにイタリア・ネオルトファクトリー社の製品の取り扱いを開始。同社は1941年の創業から、グラフィック市場に向けて軟質・硬質材料用のカッターやラミネーターといった周辺機器を製造販売している。
 今回、ネオルトファクトリーのXYスリッター「XY Matic Trim Plus」と、キヤノンPPSのUVjelテクノロジー搭載インクジェットプリンター「Colorado」を連結した自動化ソリューション「FACTORY Solution」を共同展示し、省人化や効率化の提案を行う。

 

<べレイマージ> ■ブースNo.74
自社一環の制作体制 体験型展示で演出力訴求


 横断幕や懸垂幕、イベント用バナーなどの大型ビジュアルの企画・製作・施工までを、ワンストップで手がけるベレイマージ。出力事業とディスプレイサインボード事業で培った経験を生かし、「見て・触れて・体験できる、楽しい展示ブース」をコンセプトに出展する。
 今回は、バックライト点灯によってビジュアルが変化するファブリックサインシステムをはじめ、カラーターポリンや透明ターポリンにクリアインクを組み合わせて製作した出力物、貼って剝がせるシリーズなどの製作物でブースを装飾。すべて自社でデザイン・製作・施工し、その空間演出力をPRする。
ディスプレイサインボード事業においては、多彩な紙製什器を設計から行う同社。今回のブースも昨年同様、これらを用いて世界観を構築。フォトスポットなども設ける予定となっている。
ブースおよび製作物はすべて自社工場で一貫生産。同社は溶剤・UVインクジェットプリンターなどの出力設備、ラミネート加工機、マルチカッティングマシン、自走式高周波ウェルダー、熱板式溶着機、工業用ミシン、大型内照検証装置といった加工設備を完備。
また出力機とメディアの相性などを把握し、色の管理・再現を可能にするオペレーターや、什器製作に欠かせない図面作成技術を持つ専門スタッフをそろえている。

 

<オートレント> ■ブースNo.85
地上高28mの新型高所作業車 最新カタログを配布


 高所作業車のレンタル・リース事業を核に車両の販売・整備、交通誘導員の手配などを展開するオートレント。
 ブースでは昨年に引き続き、新規導入した地上高さ28mの新型高所作業車「AT-280XTG」を展示する。
 同機は、3.5t車クラスへの架装が可能になったことで準中型免許での走行が可能。コンパクトな車両は従来機(AT-270TG)に比べ、走行燃費の向上やCO2排出量の低減など環境改善に貢献している。
 また、バスケットへの乗り降りに便利な「扉付きバケット」を採用。フルハーネス型墜落制止用器具装置の装着時でも容易に乗り降りでき、作業者の負担軽減と作業性の向上を実現。開閉扉は自動ロック機構を採用するなど、安全にも配慮している。
 車体サイズは全長が7765mm(270TGは8630mm)、全高は3470mm(同3650mm)、全幅は2070mm(同2190mm)。
 また、同社は最新の総合カタログVol.30を来場者に配布、「365日 24時間対応 オペレーター付きは業界No.1」をアピールしていく。

 

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