【虎ノ門広告祭2026】屋外広告のトレンドと可能性を語るセッション「OOHだいすきクラブ」開催

虎ノ門広告祭

 虎ノ門ヒルズ・TOKYO NODEで開催中の「虎ノ門広告祭2026」にて、屋外・交通広告(OOH)の可能性を語るセッション「OOHだいすきクラブ」が10月13日に実施され、会場は立ち見が出るほどの盛況となった。同セッションでは、司会・進行を務めた㈱サイバーエージェントの桑原誠尚氏をはじめ、都内の屋外広告を定点観測する「広告巡礼」で知られる㈱ビズパの加藤誠也氏、オフライン施策や媒体開発を手掛ける㈱halfwaytheirの祐下芳輝氏、そしてゲストとして話題のOOHを数多く手掛けてきた㈱電通のクリエイティブディレクター・加我俊介氏の4名が登壇し、現代におけるOOHの潮流や表現手法の変遷、実践的な媒体選定について熱のこもった議論を交わした。 
 セッション前半では、加藤氏が「現代OOHの8ジャンル」を体系化して提示。SNSでの拡散やコミュニティの熱量を前提とした新たなアプローチが定着している現状を解説した。制作側の視点から登壇した加我氏は、街頭でいかに違和感を生み出して記憶に残すかというクリエイティブの変遷を実際の事例をもとに解説。文字だけで話題を呼んだ『全裸監督(Netflix)』から、サーチライトで主人公の技(霊丸)を表現した『幽☆遊☆白書(Netflix)』のように歩行者の間接視野に驚きを仕掛ける演出へと進化するとともに、色や記号性でテレビCMと統合を図る現在の手法まで、自らの実践知を交えて紐解いた。さらにセッション後半では、固定化しやすい渋谷や新宿の主要枠に対するオルタナティブとして、プロの視点から「いま狙い目の媒体」として池袋駅や二子玉川駅が具体的に提案されるなど、単なる認知獲得にとどまらず、街の文脈を活かした体験装置へと進化を遂げるOOHの熱気と可能性を強く印象づけるセッションとなった。

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