NECジェスチャーソリューションで実現する、新たなショーウインドウ体験<PR>

 商空間やブランドのための先進的な空間デザインを多数手がけている㈱ルーセントデザイン(以下LUCENT)は、銀座の中央通りに面するハイブランドのショーウインドウに、NECソリューションイノベータ㈱(以下NES)のフィンガジェスチャーソリューション(以下FG)を採用し、鑑賞者がウインドウ越しにブランドと関わることのできる、新しい体験を生み出した。
 デザインと制作を手掛けたLUCENTの松尾代表とNESの唐木ゼネラルマネージャーに、採用の経緯や今後の可能性について聞いた。

―まず、FGはどのようなものか教えてください
唐木:FGはPCなどのデバイスを非接触で操作できるソリューションです。また、ジェスチャーを記憶し、あらかじめ規定された操作を行うことも可能です。

―今までにどのような導入事例がありますか?
唐木:コロナの時代になって非接触がより強く意識されるようになり、タッチパネルや券売機のメーカーさんとの協業や、サイネージの操作にFGを採用いただいたことがあります。ただ、今回のようにショーウインドウをデザインする中でFGを採用いただくことは初めてで、この分野にとても将来性を感じました。

―今回のショーウインドウは、鑑賞者がウインドウに向かって指をくるくる回すと、それに反応して中のリングが回転するというインタラクティブなデザインでしたね。FG採用に至るまでの経緯を教えてください
松尾:ショーウインドウは不特定多数の人が見るものなので、直接説明をしたり、操作デバイスを持ってもらったりすることができません。そのため、ノーデバイスで直感的に操作できる方法を探していたところ、指だけで操作が可能なFGは相性が良く、取り入れたいと思いました。

―指だけで操作可能という点では、ボタンやタッチパネルも考えられますが、FGを選んだ理由は何でしょうか?
松尾:まず、FGには操作パネルのようなデバイスが不要という点です。ショーウインドウはブランドの顔となる空間です。そこで商品や中の展示よりも、UIが目立ってしまうのは避けたいと思いました。FGは離れた場所からカメラでジェスチャーをセンシングし、ガラス越しでも精度が維持できるため、非常にスマートに空間デザインができました。


ジェスチャーに反応してリングが回転し、ライティングカラーも変化する

 もう一つは、デザインコンセプトである#YourMagicTurnに、ジェスチャーによる体験が最適だったという点です。「非日常の体験」を目指し、ボタンやタッチパネル操作などの馴染みがある操作法ではなく、指をくるくると回すジェスチャーを採用しました。シンプルながらも感情に結びつく動作と、それに反応して展示物が実際に回転することで、新しいショーウインドウ体験を作り出せたと思います。FGはデバイスから開放されたUIとしての機能だけでなく、こうした情緒的なインタラクション体験との相性が良いと思います。

―今後の展開としてFGにどのようなことが期待できると思いますか?
松尾:ジェスチャーは非言語コミュニケーションなので、バリエーションが非常に豊富だと思います。国や世代によっても異なるでしょうし、FGにプラスして、骨格を検知するボディジェスチャーも組み合わせれば、さらに幅が広がると思います。アートやデザイン、エンターテインメントなど感覚に訴えることはもちろん、空間におけるスマートなUIとしての活用法など、利用できる可能性は非常に広いと思いますね。

唐木:私たちの仕事は、デバイスというリアルな世界と、データというバーチャルな世界を結びつけることです。その中で、ジェスチャーはその2つの世界の接点だと考えています。ジェスチャーは一種の生体情報なので、その中から意識を読み取り、行動予測によるデバイスの制御が可能になれば、さらに可能性が広がると思います。そういった部分まで研究開発を突き詰めたり、研究をされている様々な分野の企業さんと協業して新しい世界を作っていくことが、私たちに今求められていると思います。


ジェスチャーUIソリューション プロジェクトメンバーの皆さん

ジェスチャーUIソリューション:https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sl/finger/index.html
ご相談窓口:hg_promotion@nes.jp.nec.com

ショーウインドウ事例の動画視聴はこちら
https://www.lucent-design.co.jp/artworks/piaget-possession/

 

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