【エプソン】同社初の純正測色器を12月に発売

 エプソンは、デザインや色合わせの課題解決を目指す製品として、同社初となる純正測色器「SD-10」の販売を12月8日に開始する。
 分光測色方式の「SD-10」は、環状に並んだ9つの光源を使い、色測定を実行。メディア表面の凹凸を拾わず一度で正確な数値が出せるため、色合わせにかかる時間を削減する。布地など表面に凹凸のあるメディアにも使用可能で、外部環境に測色結果が左右されることもない。
 液晶画面付きの本体は、測定した色を数値化されたデータとして見ることが可能。スマホアプリ「Epson Spectrometer」に転送することにより、カラーピッカーと共に表示される。さらに〝近似色と数値を比較〟や〝測定した2色の色差を比較しその差を数値で表示〟などの機能を有し、より詳細なデータを把握できる。
 このほか、Bluetoothに対応し、バッテリー内蔵かつケーブルレスで測色できるため取り扱いやすい点や、純正RIP「Epson Edge Print/PRO」の機能と連携することで、同社大判IJPから指定通りの色を出力することができる。
なお、11月4日~6日まで東京ビッグサイトで行われる展示会「サイン&ディスプレイショウ2021」に実機を展示する。

関連記事一覧