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【YKK AP】パナソニックHDと「ガラス型ペロブスカイト太陽電池を内窓に用いた建材一体型太陽光発電」の実装検証を開始

 YKK AP㈱(以下、YKK AP)とパナソニック ホールディングス㈱(以下、パナソニックHD)は、YKK APが入居する「谷町YFビル」にて、パナソニックHDが開発中のガラス型ペロブスカイト太陽電池を用いた内窓による建材一体型太陽光発電(BIPV:Building Integrated Photovoltaics)の実装検証を開始した。
 パナソニックHDが内窓設置でガラス型ペロブスカイト太陽電池の実装検証を行うのは、これが国内初。 実装検証で使用する、パナソニックHDが開発中のガラス型ペロブスカイト太陽電池は、独自の材料技術やインクジェット塗布製法、レーザー加工技術を組み合わせることによる、サイズや透過性、描画の自由度の高さが特長だ。さらに、建材一体型にすることで、様々なガラス仕様に対応し、耐風圧性能など、建築材として求められる基準を満たしつつ、太陽電池としての耐久性の向上を目指している。
 また、YKK APのBIPV内窓は、太陽電池に適したサッシ枠を独自開発し、内窓と太陽電池を一体化させたものを1つの製品として開発中であり、「窓で断熱(省エネ)」に、さらに「窓で発電(創エネ)」が備わった機能を持たせるとともに、施工性・メンテナンス性に優れているという特長のほか、BIPV内窓は、建物の外観への影響が少ないという利点もある。

【本実装検証の概要】
(1)目的
①窓の大きさに合わせた対応が可能なガラス型ペロブスカイト太陽電池による内窓への据え付け方法の検討、施工性の確認(発電性能の検証・系統連系は行いません)
②4種類の異なるデザインのガラス型ペロブスカイト太陽電池による透過性や意匠性、視認性の確認
(2)期間:2025年11月20日(木)~1年程度(予定)
(3)場所:大阪府大阪市中央区谷町4丁目8-7
谷町YFビル 8階(室内)(一般公開はしておりません)
(4)BIPV内窓:4窓
■内窓:4窓(YKK AP製作)
賃貸物件など既設窓に設置する方法として、木枠(高耐候化木材)による施工方法を検証
■太陽電池:4枚(パナソニックHD製作)
・開発中のガラス型ペロブスカイト太陽電池の試作品
・寸法:幅:723㎜ 高さ:1,080㎜
・デザイン:4種類
(1)デザイン+文字入り (2) グラデーション柄 (3)(4) 透過性(2パターン)(※1)
・発電性能:回路接続無しのため、非該当(発電性能の検証無し)(※2)

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