【jeki】野村総研とデジタル時代におけるメディアミックスに関する共同研究を実施

 ㈱ジェイアール東日本企画(jeki)と、㈱野村総合研究所(野村総研)は、デジタル時代におけるメディアミックスに関する共同研究を実施した。
 これは、デジタルシフトで生活者の触れるメディアやコンテンツが急速に多様化したことで、企業は自社のメディア戦略を再構築する必要性が生じている。このような中に行われた共同研究では、広告主のメディアミックス(複数メディアへの広告出稿)の実態を俯瞰して見た上で、いまのデファクトスタンダードとなっている「TV×Webの2メディア展開」と「TV×Web×OOHの3メディア展開」の比較検証を行い、3メディアで展開する際の最適予算配分についての検証を行ったもの。
 分析はコロナ禍における最新の生活者データを使い、ポスト/withコロナ時代でも普遍的な価値を導出しており、今回導き出された結果はデジタルシフトと新型コロナウイルスの感染拡大という2つの大きなエポックを経た企業各社がこれから迎える新たな時代のコミュニケーション戦略を検討する上で有用なものと考えている。
 中でも「メディアミックスの実態」は、野村総研のインサイトシグナルが収集・蓄積する企業各社のメディアミックス(複数のメディアを組み合わせた展開)の過去3年間の出稿パターンを分析したところ、およそ6割が2メディア、3割弱が3メディアへの出稿で、双方合わせて9割弱が2~3メディアでの展開で占められており、どの業種でも半数以上がこの2~3メディアによる展開。2メディアは「TV×Web」、3メディアは「TV×Web×OOH」に集中していた。

(写真は出稿メディア別の出稿メディア〈%〉)

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