【都産技研ほか】「IoTによる屋外広告物安全管理サービス」を開始

 (独法)東京都立産業技術研究センター(都産技研)と朝日エティック㈱は、IoT技術を使い、看板などの屋外広告物の劣化状態を長期間にわたり、常時遠隔監視するシステムを開発。朝日エティックは2月1日から、同システムを用いた「IoTによる屋外広告物安全管理サービス Signit(サイニット)」を販売開始した。
 「サイニット」は看板の傾きや振動、看板内の明るさを検知するための各種センサーを組み込んだ低消費電力の電池内蔵の小型センサーボックスから、LPWA通信でデータをクラウドに送信。劣化状態を把握するとともに、大きな傾きや振動を検知した際は関係者にアラームメールを送信、予防保全による事故防止につなげたい考えだ。
 都産技研は中小企業の5G、IoT、ロボット普及促進事業の一環として、IoT活用による生産性の向上やIoT関連の製品開発を支援するための公募型共同研究を実施。今回の事例はその一つの案件として、朝日エティックと共同研究したもの。

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