【エコスリージャパン】第3回エコスリーユーザー会 インクジェットフォーラムを開催

エコスリージャパン㈱は、11月27日午後1時から、「第3回エコスリーユーザー会 インクジェットフォーラム」を開催した。
同会は、エコスリーユーザー会員で、同社インクジェット製品を導入している企業を対象としたセミナー。当日は全国から約60人が参集した。
当日は、まず会員企業である㈱昭栄美術のサインセンターがあるベイスタジオ(千葉県市川市)を見学。新導入したAGFA製「OBERON RTR3300」と「JETI MIRA 2732HS」をはじめ、多数のプリンター・加工機が並ぶ工場内を視察した。また同社の環境に対する取り組みとして、廃材をペレット化して3Dプリンターで再び製品化するアップサイクルの仕組みが紹介された。

㈱昭栄美術のサインセンターを視察
場所をオリエンタルホテル東京ベイ(千葉県浦安市)に移し、セミナーを開催。冒頭、ユーザー会の西川誠一会長が「輪転機を使用する商業印刷の立場から見ると、インクジェットビジネスは印刷物に様々な付加価値を与え商材も幅広く、非常に魅力的に映る。厳しい業界環境ではあるが、今日のセミナーからヒントを見つけたい」と挨拶。

エコスリーユーザー会・西川誠一会長(株式会社ニシカワ 代表取締役社長)
続いて、岡本社長が「インクジェットフォーラムの目的は、業界の情報共有と新技術情報の提供、そしてお客様同士のネットワーキングの場として企画した」と切り出し、プレゼンを開始した。新製品として、アナプルナシリーズの最新モデル「ANAPURNA CIERVO」、ロール・リジット両対応のハイブリッドUVプリンター「JETI BRONCO H3300HS」、フルオートメーションを実現する超高速UVインクジェットプレス「ONSET PANTHERA」を紹介。5m幅ロールtoロールUVインクジェットプリンター「JETI CONDOR RTR5200」の国内導入が決定したことも発表した。自社ソフトウエアからは、入稿作業を自動化する「PrintSphere」、ワイドフォーマット用ワークフロー「ASANTI」の機能を解説した。
続けて岡本社長は、オーストラリアのサイン製作会社・Dashing Group社の視察レポートとして、競争力を高める取り組みを紹介し、最後に顧客の要望に合わせてカスタマイズを行う体制をPRした。

エコスリージャパン㈱・岡本勝弘社長
次に「闘魂営業学 勝つための行動と経営の鉄則」の演題で、アントキの猪木氏が登壇。芸人としての舞台活動を軸にしながら、企画・営業・コンサルタントと多彩な事業を展開する同氏が、自身の活動についてユーモアを交えて紹介。アントニオ猪木氏の格言を経営に活かすことを来場者にレクチャーした。

アントキの猪木氏
最後に、㈱アートリンクの荒木誠社長が登壇し「資材卸販売と出力ビジネスの二刀流戦略」と題して講演。自社の出力機の変遷を追いながら当時の仕事を振り返り、資材販売と出力サービスの両輪でビジネス展開する取り組みを述べた。「付加価値を出せるプリンターはどこでも購入できるものではなく、こうした仕事の受け皿として当社を活用いただいている。実際に出力機を扱っていると、提案力やサポート力も向上し、それが成長につながっている」と語った。

㈱アートリンク・荒木誠社長
場所を移し、5時15分から懇親会を実施。㈱サインズドットコムの吉川司社長の乾杯で開宴し、AGFA製品ユーザー間で活発な意見交換が交わされた。クイズ大会などで盛り上がるなか、㈱TAIYO Creative Works・白井光男社長の中締めで7時半に散会した。

懇親会の様子

