【IJPCA】大阪で研修会を実施 JVIS・武藤工業を視察
インクジェット出力事業協同組合(IJPCA)は2月9~10日の2日間、大阪にて見学・研修会を開催した。
9日はサインディスプレイからフォトサービスまでのプリント全般を手掛ける㈱JVISの大阪支社を訪問。午後3時から工場見学を実施した。
冒頭、永井理事長は「今回は、新年会を含め2日間の日程で研修を開催することになった。昨年4月から月1回のペースで勉強会や見学を実施してきたが、今年も引き続き精力的に活動していこうと考えている。今日の会員企業訪問では、良い部分を積極的に吸収し、お互い切磋琢磨につなげられればと思う」と挨拶(=写真上)。
続いて、JVISの熊木昭二専務が「コロナ禍が始まって1000日が経ったという。冷え込んだ業界需要も実感としてだいぶ戻ってきたが、今度は資材高騰など新たな問題が出てきている。こうした機会に同業者間で情報共有し、難局を皆で乗り切りたい。今日は当社生産体制を見て、ご指導頂ければ幸いだ」と述べた。
会社案内の動画を視聴後、サインディスプレイ製作ルームに移動。5m出力機2台をはじめ、多彩な出力加工設備を見学。温度25℃、湿度55%に保つ空調設備や、ミスを減らすための「サイン品質保証シート」による工程管理などが紹介された。
10日は午前9時半より、武藤工業㈱大阪支社を見学(=写真下)。フラットベッドUVIJP「PJ-2508UF」をはじめ、多様な素材にプリント可能なMPインクを搭載する「VJ-1628MH」、デスクトップUVIJP「XPJ-661UF」、エコソルベントの最新モデル「XpertJet Pro」シリーズを見学し、正午に散会した。