【日本交通文化協会】大友克洋氏が原画・監修した大型陶板レリーフを東京メトロ銀座駅に12月設置へ

(公財)日本交通文化協会は、東京地下鉄㈱と(公財)メトロ文化財団の協力のもと、東京メトロ「銀座駅」に縦2.4×横7.0mの大型陶板レリーフを今年12月に完成・公開を予定している。
同協会では、国内のみならず世界中から人が集まる「銀座駅」を飾るパブリックアートを制作するにあたり、東京を舞台とした作品を数多く手掛けており、都市を独自の視点で描写する圧倒的な表現力で国際的な人気・実力・知名度を兼ね備えた漫画家の大友 克洋氏に作品の原画・監修を依頼した。
構想を含め約3年かけて描いた原画について、大友氏は「文化の中心である銀座をテーマに、縄文時代からの美術・デザイン・工業も含めて、人間が作ってきた物、そしてこれからの未来の流れを表現した」と話す。
陶板レリーフの製作を進めるクレアーレ熱海ゆがわら工房では、職人たちが精緻に描かれた原画を深く読み取り、奥行きのある立体作品として表現する。なお、同作品は同協会が手掛けるパブリックアートとして563作品目。作品の設置により「銀座駅」に彩りと活気をもたらし、さらに豊かな空間へと昇華させていく考えだ。
【陶板レリーフの概要】
■事業の目的/①漫画家・大友 克洋氏の原画をもとにした陶板レリーフ作品によるパブリックアート普及の重要性を追求
②パブリックアートを通じて気軽に芸術に慣れ親しむことで、人々の心を和ませ元気づける空間を創出
③東京都心部の観光資源開発と地域活性化に貢献
■設置場所/東京メトロ「銀座駅」
■作品規模/縦2.4×横7.0m
■原画・監修/大友克洋氏
■題名/未定
■協賛/セイコーグループ㈱、(公財)メトロ文化財団
■陶板レリーフ製作/クレアーレ熱海ゆがわら工房(静岡県熱海市泉230-1)
■企画・制作/(公財)日本交通文化協会
(写真は大友氏と同協会が手掛けたパブリックアートの一例。「COLORS OVER SCRAMBLE」。2021年、渋谷スクランブルスクエアアーバン・コアデジタルサイネージで放映を開始したデジタルアート)