【swissQprint】米国に新社屋を構え事業拡大を目指す

スイスに本社を置くオーナー運営のワイドフォーマットプリンタメーカー・swissQprint は7月、⽶国に新社屋を建設することを発表した。これは、北⽶におけるさらなる成⻑への⼤きな前進となり、新拠点により、顧客へのサービス強化と、最先端技術のより⼀層の普及を⽬指すという。
swissQprint アメリカは現在、イリノイ州エルジンに本社を置き、販売とアフターサービスを提供しており、カリフォルニア州アーバインにもデモセンターを構えている。新規施設はイリノイ州ウェスト・ダンディーの12,140 m²の敷地に建設され、既存施設よりもシカゴ・オヘア空港に約10分近い戦略的な立地となる。
新社屋の総床面積は2,300 m²。主な特徴として、440 m²のショールームおよびホスピタリティエリア、個人およびグループ向けのアプリケーショントレーニング専用のトレーニングセンター、200 m²のプリンタ改修およびサービス専用エリアが挙げられる。また、倉庫およびオフィススペースも既存のエルジン社屋と比較して大幅に拡張され、全体として、アメリカチームは130%のスペース拡大を見込んでいる。
また、環境への取り組みを踏まえ、再生可能エネルギーの活用を推進。約400枚のソーラーパネルを設置し、電力供給を行う予定だ。建物の設計はHeitman Architects Inc.、建設はDSIグループ(いずれもイリノイ州シカゴ)が担当した。社屋の起工式は7月9日に行われ、施設は2026年半ばまでに完成する予定。この施設は将来の成長に対応できるよう、さらに1,394m²を拡張するオプションが備えられている。