【金沢市】「のぼり旗」設置基準のための実証実験を実施

 石川県金沢市は7月2日、「のぼり旗」の設置する基準づくりに向けた実証実験を行った。
 市によると近年、特に郊外のロードサイド型店舗が用いる「のぼり旗」を集中して掲出するケースが増えているという。これに対し昨年から市民より、市内で店舗などの「のぼり旗」が道路上にせり出し、歩行者や車に対し安全面で懸念されるものや、城下町の風情ある景観にそぐわないものがあると意見が挙がっていた。
 当日は、市役所前で市屋外広告物審議会による実証実験が行われ、のぼり旗の間隔を変えながら、歩行者目線や、交差点から見た見通しなどを確認した。
 設置基準は年内に作り、来年3月には運用を開始する予定だ。具体的な数字など定量的な判断基準を設ける。これまで「あまり間隔を詰めず、安全に掲出して」とアナウンスしていたものを、設置する際の基準を策定することで、店舗に対して適正な掲示を促していく。

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