【3月・4月の看板事故】栃木の看板倒壊屋外広告物・工作物申請ともに未届/苫小牧駅案内看板転倒/福島駅前飲食店看板・庇部分全体が落下

今春、相次いで看板の落下・倒壊事故が発生。3月は栃木県那須町の観光施設の看板が倒壊し、観光客3人がけがをした。また同月、北海道の駅ホームの案内看板が転倒し、4月には大阪の飲食店の入口上部看板および庇(ひさし)が落下する事故が発生した。特に栃木の事案は、必要だったにも関わらず屋外広告物、建築確認申請ともにされておらず、昨年発生した大阪ビル火災事故と併せて、法令遵守の徹底および安全対策の強化を一層促す契機となりそうだ。
3月5日正午前、栃木県那須町の観光施設「お菓子の城 那須ハートランド いちごの森」の看板が倒壊し、台湾からの観光客3人が一時、下敷きとなりけがをした。 倒壊したのは、施設名を1文字ずつ配した看板のうち「ド」の部分で、根元から倒れた。看板はアルミ製で支柱は鉄製。大きさは横4×縦2.7m、重さは数百キロとみられる。昨年7月に設置され、約8カ月が経過していた。那須町によると、この看板は屋外広告物の申請対象だったが未申請で、点検も実施されていなかった。また栃木県によると、建築基準法が準用される工作物にもかかわらず未届けだった。
3月2日午前11時半ごろ、JR北海道 室蘭線 苫小牧駅(北海道苫小牧市表町)3・4番線ホームにある発車時刻表の案内看板が転倒した(写真)。これによるけが人、物損はなかった。案内看板のサイズはH1040×W1560×D260mm、重さ推定約50kg、ホーム面からの高さは約1900mm。ポールおよび看板は鉄製。その上にアクリル・プラスチック製のポスターラックを貼り付けた作りになっていた。案内看板はコンクリート基礎と当該看板の外枠を固定した上で埋設し、支持していた。
4月3日午後5時ごろ、大阪市・JR福島駅前の飲食店のビルの壁から、店舗入口頭上の看板、看板左右の庇(ひさし)部分全体が落下。けが人はいなかった。落下したのは、飲食店の入り口の上部に取り付けられていた幅約15×高さ約1.5mの看板、看板左右の庇部分全体。一時は規制線も張られた。
※記事全文は新聞「総合報道」2026年4月15日号に掲載

