【キンコーズ・ジャパン】積水化成品とパネル資源循環スキーム実証を開始

 キンコーズ・ジャパン㈱は、積水化成品工業㈱と生分解性発泡体「RETONA FOAM BIO(レトナフォームバイオ)」を活用した、展示会や販促イベント資材の再資源化スキームの構築に向けた取り組みを開始した。
 この取り組みは、今年7月2日から4日に開催された展示会「推し活EXPO」(会場:東京ビッグサイト)にて実証され、今後の事業展開に向けた第一歩となった。「推し活EXPO」では、キンコーズのブースにおいて、積水化成品が開発したバイオマス由来の生分解性発泡体「RETONA FOAM BIO」を使用したディスプレイを展開。会期中の印字発色や掲示状態での耐久性も含めた検証を行い、素材としての実用性を確認した。来場者からは、押し活テーマの展示会であったにも関わらず、パネル素材への質問もあり、環境配慮型素材への高い関心が寄せられた。
 両社は、「RETONA FOAM BIO」を展示会や販促イベント、商業施設のディスプレイ資材として積極的に展開するとともに、使用後の回収・再資源化までを見据えた資源循環スキームの構築を目指す。今後、資源循環スキームの実用化に向けパートナー企業との連携を強化し、製品ライフサイクル全体を通じた循環型社会の実現に貢献していく。

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