【産技研】4面のアクリル板で形状変化する飛沫防止パーテーション販売

 (地独)京都市産業技術研究所(産技研)は5月17日、帯で連結した4面のアクリル板により複数の形状に変化する飛沫防止パーテーション「Patapata(パタパタ)」を、京都樹脂㈱のホームページで販売開始した。
 同製品は1人用パーソナルスペース、対面のカウンター、3人での打ち合わせ、4人での食事など、幅広いシーンで利用できる透明な飛沫防止パーテーション。運搬時や変形時には帯部分を持つことでアクリル面に「指紋汚れ」が付着しない。帯はグリーン系、ピンク系、ブラウン系等、空間の雰囲気や使用シーンに合わせたカラーバリエーションを用意している。
  コロナ下で飛沫防止用具としてのパーテーションのニーズが高まっているが、オフィスやホテル、レストラン等の利用シーンによっては、従来のパーテーションでは質感が空間の雰囲気にそぐわない、テーブルのサイズや席数に柔軟に対応できないという課題があった。同製品は、それらの課題を解決すべく産技研デザインチームが昔ながらのおもちゃである「変わり屏風・からくり屏風」の構造をヒントに「多様な形態に変化するパーテーション」のアイデアを創出。京都樹脂とともに開発を進めてきたもの。
 今後はオフィスやテレワークにおけるパーソナルスペース用パーテーションへの展開も見据え、不透明アクリル材による製品開発を検討していく。

商品サイズ
(大)高さ65cm/幅50cm(展開時幅200cm)/奥行き1.5cm
(小)高さ60cm/幅40cm(展開時幅160cm)/奥行き1.5cm
販売価格
(大)1万7000円 (税込1万8700円)
(小)1万5500円 (税込1万7050円)

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