【ミマキ】ハイブリッドUVインクジェットプリンタ「UJ330H-160」発表

㈱ミマキエンジニアリングは3月3日、グラフィック制作用の大判インクジェットプリンタ「330シリーズ」の新製品として、ハイブリッドUVインクジェットプリンタ「UJ330H-160」を発表した。
同社のフラグシップラインである「330シリーズ」は、その高画質と高生産性により、顧客のビジネスの拡大に貢献し、世界中の制作現場から高い評価を得ている。
同製品はロール素材への出力に加え、リジッド(ボード)素材のダイレクトプリントにも対応。スペースの制限や高額な設備投資を抑えながら、ロール・リジッドの出力を1台で実現するハイブリッドUVプリンタを、新たな標準「Next Standard」として、サイン制作事業者や印刷会社をはじめとするグラフィック制作現場に提案する。
ロールとリジッド出力の切替えを迅速かつ簡単に行える設計により、制作現場の作業効率を向上。用途ごとに設備を使い分けることなく、限られた人員やスペースでも多様な素材・用途に柔軟に対応できる点も併せ持つ。
様々なロール素材への安定した出力を実現するため、同社は新たに開発したベルト搬送システムを採用。従来のグリットローラーによる搬送方式では対応が難しかった薄手のフィルムや布地も、弛みやシワの発生を抑えながら安定して搬送することが可能となっている。これにより、ウィンドウグラフィックやファブリックサインなど用途を広げ、展示会ブースや店舗空間のグラフィックも一括して提案できる。
さらに搬送システムはリジッド素材の出力時にも高い安定性を発揮し、オートバキュームと前後のロックローラーユニットにより、最大4×8サイズ(※1)のアルミ複合板や、2インチ厚のカルプ板といった大判・厚物素材も安定して搬送。これまで貼付け工程や外注に依存していたリジッド制作を、自社内で効率化し完結する生産体制へと変えていける。
(※1:約1.2m x 2.4m 看板材料の標準サイズのひとつ)

画質面では、高密度・高精細プリントヘッドと独自の画質コントロール技術を融合したプリントエンジンを搭載し、業界トップクラスの高画質を提供。均一なベタから滑らかで繊細なグラデーションまでを、実用スループット14.0㎡/h(※2)の高い生産性で忠実に再現し、見る人の印象に残るグラフィック制作を可能にする。
(※2:CMYK+白+クリアまたはCMYK LcLm+白インクセット使用時)
また、この高画質を特別なスキルに依存せず安定して再現できるよう、自動調整機能を進化。簡単な操作で常に最適な状態を維持できるため、オペレーターの経験差を問わず、高い生産効率と一貫した品質を実現。
あわせて、同製品に使用されるUVインクは、SVHC(※3)およびCMR(※4)フリーに対応した設計とし、業界をリードする安全性を確保。より安心できる作業環境づくりに貢献するとともに、グローバルな環境規制への対応も見据えている。
(※3:欧州のREACH 規制で定められる、特に人の健康や環境に重大な影響を与える恐れのある懸念物質)
(※4:がん原性物質、変異原性物質、生殖毒性物質の頭文字を取った略語)
さらに、UVプリントならではの多層印刷や厚盛表現、クリアインクのグロス・マットの付加価値の高い印刷を一貫してコントロールできるRIPソフト「RasterLink7」と、出力状況を可視化するクラウド型モニターツール「PICT」との連携により、出力から管理までを包括的にサポート。制作現場の運用をよりシンプルかつ効率的にし、お客様の生産環境の構築を支援する。
ハイブリッドUVインクジェットプリンタ「UJ330H-160」は、2026年4月の販売開始を予定。本体価格は520万円(税別)で全世界で年間400台の販売見込み。
同製品は、3月3日より東京ビッグサイトで開催される「JAPAN SHOP 店舗総合見本市」をはじめ、各国の主要展示会にて公開予定。

