【リンテック】再生PET樹脂を100％使用したガラス用フィルムを開発、透明飛散防止タイプとガラス装飾タイプの環境配慮製品を発売

　表面基材に再生 PET樹脂を100％使用したガラス用フィルムを開発したリンテック㈱は12月2日、万一ガラスが破損した際、破片の飛散を抑える透明飛散防止タイプの窓ガラス用フィルムとして発売。さらに1月6日には、プリントに対応したガラス装飾タイプのフィルムを発売する。
　同社では、窓ガラス全面に貼ることで遮熱や防犯、防虫といった多彩な効果を発揮するウインドーフィルムを「WINCOSウインコス」ブランドで展開。今回、地震などの災害時のガラス飛散防止対策フィルムとして、再生PET 樹脂を 100％使用した「1501UH RECYCLE 100」をラインアップし、万一ガラスが破損した際、破片の飛散を抑え、二次災害を低減する。
　フィルムの原料を使用済みのペットボトルにすることで、CO2排出量を従来品「1501UH」と比較して約17.5％削減。従来の主力製品と同様、JIS規格に基づいたガラス飛散防止試験をクリアしているほか、室内に差し込む紫外線も99％以上カットする。
　一方、ビジュアルマーキング素材としては、屋内外サインやインテリア装飾向けなどに「LAGラグSYSTEMシステム」ブランドを展開。同ブランドには、再生 PET樹脂を 100％使用したガラス装飾用の大判デジタルプリント素材をラインアップしまた。追加するのは強粘着の粘着剤を使用した「E-2200ZC RECYCLE 100」と、貼り替えが必要な用途に適した強粘再剥離の「E2201RC RECYCLE 100」の2アイテム。これらもCO2排出量をそれぞれ約16.8％、16.2％削減する。