【humorous】4年ぶり開催の隅田川花火大会で、非電力サイン「ナイトコンシェルジュ」を活用した場内誘導を実施

 ㈱humorousと東京都墨田区は、7月29日に開催された第46回隅田川花火大会において、高輝度蓄光素材を活用した非電力サイン「ナイトコンシェルジュ」を活用した場内誘導を実施した。
 知名度、来場者数共に国内最大級の隅田川花火大会は、安全かつ円滑な花火鑑賞のため、大規模交通規制や、来場者への移動方向制限などが実施されている。さらに、打ち上げ中は花⽕をより綺麗に鑑賞するため、会場周辺の照明を一斉に消灯することに伴い、視覚情報が制限され、暗闇の中でも効率よく快適な誘導を促す方法を模索していた。また、地図アプリなどの位置情報は当日の細かな移動制限などには対応しておらず、来場者は打ち上げ会場に行って初めて移動制限を知り、現地で混乱するケースも生じていた。
 そこで、墨田区の公園・道路の管理部署である道路公園課は、産業振興課が推進するスタートアップ企業支援施策の一環で、区と繋がりをもつことになったユーモラス社が展開する高輝度蓄光ソリューション「ナイトコンシェルジュ」に、隅田川花火大会の安全対策への可能性を見出し、同社とともに活用方法を検討。対話、現場実査を繰り返し行い、区と同社で課題解決に向けた意識共有が図られ、現場や来場者に寄り添ったサイン製作へと繋がったという。
 高輝度蓄光を活用して暗闇でも視認性を高め、直感的に移動方向がわかる場内設置サイン、誘導員着用サイン、暗闇で光る誘導バーなどの新アイテムを採用。固定設置以外にも、運営スタッフが自ら蓄光アイテムを身につける手法で「来場者と一緒に移動してエスコートする」というユニークな発想も加わり、スムーズな場内移動を実現した。

▼写真左から誘導員着用サイン、直感的に移動方向がわかる場内設置サイン。
 

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