【530ほか】新たなアップサイクルシステムの運用を開始。屋外広告で使用した素材を再利用

 (一社)530は、㈱ペーパーパレードと共に、「オープンマテリアル」という新たなアップリサイクルシステムを開発、1月から正式運用を開始した。
 これは、最終消費を行う人や企業が廃棄ルールの定められていない素材をそれぞれの自治体ルールに従って捨てられている現状に対し、回収し、素材の新たな価値の発見と創造を実施するもの。また、同時にゼロウェイストな社会の実現を目指し、現在出しているゴミをできる限り減らすことができるよう、企業サポートを行っていく。
 同システムは発見、回収/素材化、企画/デザイン、回収/再素材化のルートで構成。現在、回収にあたっている素材の一つに屋外広告がある。渋谷駅前を例にすると、1年で約20~30tが廃棄され、その全てを救えるほか、その先に新たな素材価値を見出したプロダクトに生まれ変わる可能性があるという。
 2021年11月、渋谷スクランブルスクエア内にある「渋谷スカイ」で開催されたTRANSIT主催の写真展で使用していたターポリン幕を廃棄することなく、トラベルポーチにアップサイクル、応募者にプレゼントする試みも行われた。


(写真上は広告再利用事例=トラベルポーチ)

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