【Lond】「I know IBDプロジェクト」のモザイクアートに協力

 6月30日、アッヴィ合同会社が主催する炎症性腸疾患(IBD)患者の外出時のトイレへの不安解消と社会全体での理解を高めることを目的とした「I know IBDプロジェクト」の一環で制作されたモザイクアートを活用した大型交通広告が渋谷駅構内に掲出された。
 IBDは主に指定難病である潰瘍性大腸炎とクローン病があり、主な症状である下痢や腹痛により、トイレの回数の増加や、食事の制限など患者の日常生活にさまざまな影響を及ぼすこともある疾患。同プロジェクトの目的は、「見えない壁」ともいえる、社会が気づいていないIBD患者さんを取り巻くさまざまな課題を明らかにし、その解消に取り組み、さらにはIBDを正しく認知し理解する人が一人でも多く増えることで、社会全体の IBDについての理解を高めることだ。
 協力企業として参画する美容サロンの㈱LONDは、美容室という日常生活に密着した場を社会の公器と位置づけ、社会課題の解決や啓発活動に積極的に取り組んできた。同プロジェクトには、そういった活動の一環として賛同し、サロンでのスタッフ・顧客への啓発活動やIBDの方々へのトイレの提供を行っている。
 また、プロジェクトでは「IBDを理解する日」である5月19日にあわせて、患者への応援の気持ちを伝えるモザイクアートを制作。このモザイクアートを使用した全長22mの大型交通広告に、実際の協力企業店舗の方々の写真が使われており、プロジェクトの立ち上げから3年を経て、一人ひとりの想いが力強く重なり、業種や業態を越えてIBD患者さんを支える輪が広がっている様子を表現している。

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