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【芝山町みどりと空のプロジェクト】キャンプ場に観光看板を新規設置 ターゲット層を意識したデザイン

芝山町ゆめパーク牧野キャンプ場観光看板

 (一社)芝山町みどりと空のプロジェクトは3月、ゆめパーク牧野キャンプ場に観光看板を新規設置した。
 同プロジェクトは、芝山町が直面する少子高齢化・人口減少問題に取り組む団体。インバウンド向けの観光体験や、若い世代を呼び込む新たな事業発案、芝山町の基幹産業である農業を生かした農泊体験などを展開している。17年に設立されたゆめパーク牧野も地方創生の拠点として位置づけられた施設。キャンプ場利用者が同看板を見て町内周遊へと足を伸ばすことを期待し設置された。
 「芝山タウンマップ」と題して描かれているのは航空科学博物館や芝山古墳、成田空港温泉、芝山仁王尊 観音教寺などの芝山町の観光名所。鮮やかな青を用いた色使いで、前述の施設はすべて手描きのイラストで表現されている。キャンプ場利用者からは「こんな観光看板初めてみた」「絵をたどるのが面白くて、ついついじっと見てしまう」との声が寄せられ、また地元住民からは「色がすごく綺麗」「芝山町の主要スポットにこのシリーズの看板があったら楽しそう」とおおむね好意的に受け止められた。
 このようなデザインを採用したのは理由がある。「このキャンプ場は廃校を再利用して建てられており、利用者数・リピート率が高いのは30代~50代の男性。平日宿泊利用の9割は男性ソロ。メイン層が求めているハードさに合わせて、『古いものに合う』『天然芝の緑に負けない色』『かっこいい』をキーワードにデザインした。道案内はマップアプリや車のナビで充分なので、実用性よりもデザイン重視にし、キャンプ場の雰囲気を演出することを主目的とした。」(担当者)
 方向性が決まってからも完成にこぎ着けるまでは曲折があった。例えば既存の観光看板に載せていた情報全てを詰め込みたいという各担当者の意向もあったが、デザインとして成り立たなくなるので、目立たせたい主要ポイントを絞る調整に時間がかかった。デザイン会社からは、イラストを増やし過ぎると見にくくなる点、大きく印刷された看板ならではの見え方など助言された。

【詳しい取材内容は総合報道2023年6月5日号に掲載】

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