【帝国データバンク】全国の社長年齢の調査結果を発表 平均は「60.4歳」

帝国データバンク

 ㈱帝国データバンクは6月15日、全国の社長年齢についての調査・分析結果を発表した。
 同調査によると、2022年時点の社長の平均年齢は60.4歳。前年から0.1歳上回り、統計として遡れる1990年から32年連続で上昇して過去最高を更新した。
 また、社長が交代した割合は3.82%で、前年から0.1低下した。加えて、社長が引退する平均年齢は68.8歳となり、70歳が目前の段階で交代している結果となった。

<年代別構成比> 「50歳以上」の社長が8割超
社長の年代別構成比をみると、「50歳以上」が全体の8割を占める結果となった。そのうち70代以上は25.2%となり、社長の4人に1人は70歳以上の高齢者で占められていることが分かった。一方、40歳未満は3.3%にとどまった。

<都道府県別> 上位3県は東北地方が独占
都道府県別でみると、秋田県が62.4歳で最も高く、次いで岩手県(62.3歳)と青森県(62.1歳)が続いた。東北地方は6県すべてで60歳を上回り、上位3県を独占した。一方、平均年齢が最も低かったのは三重県の59.1歳で、2017年から6年連続となった。なお、47都道府県のなかで社長平均年齢が前年から低下した地域はなく、地域を問わず社長の高齢化が進行している。社長平均年齢が60歳を下回ったのは10都府県にとどまり、全国のなかでも新興企業が集まり開業率が高い大都市圏では、比較的低位な傾向がみられた。

 

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