【IJPCA】インクジェット出力事業協同組合 第3回交流会を浅草ビューホテルで実施

 インクジェット出力事業協同組合(IJPCA)は、第3回目となる交流会を6日午後4時から、東京・浅草ビューホテルで開催した。
 同組合は、インクジェット出力事業者間の相互連携を強め、共同購買や共同受注、出力技術の向上や安全対策指導などを行う組織として2017年に発足。勉強会や情報交換会を開催してきた。コロナ禍のあおりで、昨年、一昨年はオンラインのみの活動に留まっていたが、このほど2年ぶりのリアル交流会となった。当日は会員企業、賛助企業など34人が参集。オブザーバーとして新たに2社の参加もあった。
 冒頭、永井理恵理事長は「コロナ禍でこれだけの人数が集まり食事する機会は作れなかった。収束の兆しが見えない中悩んだが、こうして一歩踏み出さないと変化はない。行動していくことが大切だと感じ、リアルの活動を再開した。今日は皆の生の声を聞き、まだ成長途中である当組合の今後を模索したい」と挨拶=写真。組合事務所が湯島から浅草に移転したことと、入会時の出資金負担を減らし、加入への敷居を下げた旨も報告した。
 続いて、事業継続計画の必要性について㈱原町サインの竹内雄一会長が講演。福島に社屋を構え、東日本大震災では大きな被害を受けたほか、2年前にコロナに感染し、2カ月間生死の境をさまよった自身の経験を踏まえ、組合を通じた人的交流を深め、自社が操業できない際の円滑な業務委託ができる関係づくりの必要性を提言した。
 休憩を挟み、㈲栗原美術の栗原良介社長が昨年の活動を報告。リモートでのプリンターデモや工場見学のほか、200本以上のメディアを共同購入したことなどを報告した。また、㈱システムアートの斉藤俊介専務から今後の活動計画として、視察やセミナーの予定が発表された。
 午後5時からの懇親会は、㈱シンボの新保敬義社長の乾杯で開宴。参加者間で活発な情報交換が行われる中、㈱ベレイマージの仲村邦弘会長の中締めで閉会した。

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