【厚労省、国交省】建設業の人材確保・育成に向けた令和4年度予算案を公表

 厚生労働省及び国土交通省は12月27日、建設業の人材確保・育成に向けた令和4年度予算案の概要を取りまとめ公表した。
 建設業の技能者の約1/3が55歳以上となっており、他産業と比べて高齢化が進行している中、若者や女性の建設業への入職や定着の促進などに重点を置きつつ、働き方改革を更に促進し、魅力ある職場環境を整備し、人材確保・育成を進めていく。

予算案のポイントは次のとおり。
■建設業への入職や定着を促すため、建設業の魅力の向上やきめ細かな取組を実施
・建設事業主等に対する助成金による支援(厚労省、68.4億円)
・建設キャリアアップシステム普及・活用等を通じた建設技能者の処遇改善(国交省、181百万円 )

■若年技能者等を育成するための環境整備
・中小建設事業主等への支援(厚労省、5.2億円)厚労省
・地域建設産業の生産性向上及び持続性の確保(国交省、11百万円)

■技能者の処遇を改善し、安心して働けるための環境整備
・働き方改革推進支援助成金による支援(厚労省、66.0億円)
・働き方改革推進支援センターによる支援(厚労省、43.8億円)
・建設産業の働き方改革の実現(国交省、135百万円)
・建設業許可等の電子申請化に向けた環境整備(国交省、300百万円)

 

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