【モトヤ】「モトヤコラボレーションフェア 2025 TOKYO」開催 周辺業界との“創注”に注力

㈱モトヤは7月10日(木)・11日(金)に展示会「モトヤコラボレーションフェア 2025 TOKYO」を東京・秋葉原の「アキバ・スクエア」で開催する(写真は昨年の展示会)。
この展示会は、顧客の課題解決と新しいビジネスチャンスを提供するため、付加価値があり儲かる商材を持つ印刷会社やサイン製作会社など、全国から約50社が出展するもの。テーマは「新商材×マーケット×創注=COLLABORATION FAIR」。
会場では「新規事業提案」「コラボレーション」「自動化/省力化」「環境/材料/コスト削減」「コンセプト展示」の5ゾーンを展開。オリジナルTシャツプリントやトレーディングカードをはじめ、デジタル名刺やファブリックサイン、カーラッピングシステムや人物スキャナー&3Dフィギュアといった印刷業界周辺に眠る様々な商材が並ぶ。
会期中の関連セミナーは「活用できる画像生成AI」や「印刷業の未来と経営戦略」「グッズ業界の最前線」「印刷会社の映像事業戦略」をテーマに開催される。
展示会の見どころを取締役 東日本事業部 事業部長・松浦靖氏に話を聞いた。
――同展示会は特に周辺業界との「コラボレーションゾーン」に注力しているとのこと
「現在どの企業も紙メディアだけで売上を維持するのが厳しい状況。こうした変化を身近で見てきた中で、各社の強みを共有できるコラボレーションの取り組みは伸びしろのある業態だと思っている。今回の出展社を見ても、商品を生産する印刷会社やデザイン会社、企画会社の出展が多数を占めているのもコラボレーションといった協業が市場に根付いているものと考えている」
― ―具体的な商談を回すことを目標に『お客様の商売を応援する!』ことに注力
「これまでの展示会は経営者にアピールすることがセオリーだったが、実際に商談を動かすのは営業部隊の皆さん。昨年の事例として、営業職の方がクライアントを連れて当展示会に来場。クライアントと一緒に回って、即時提案につなげたとのこと。そうした使い方をぜひしてほしい」
― ―20年続けた展示会。どんな人が来るのか
「来場者数は約2000人だが、商談につながる確率が高い。集客は対面での手渡しが中心だが、メルマガやウェブなどネットの割合も増えてきた。来場者は印刷関連企業を中心としているが、サイン関連企業、グッズ関連を手掛ける企業も増加している」
――出展社はリピーターも多い
「コラボレーションフェアを始めた20年前は、この取り組みの理解を得ることが難しく出展社を集めるのに苦労していたが、自社の強みを商談に発展することができる展示会と認識されるようになり出展社のリピーターも増加している」
――サイン関連企業に向けてのアピール
「今回の展示会はファブリックサインやカーラッピングなど、印刷業界にとって新規事業を取りそろえ、マンネリしがちな印刷業界に風穴を開けたいと思っている。また、3Dプリンターでは顧客の引き合いもあり、プレゼント企画も計画中だ。周辺業界にビジネスを広げたいサイン製作会社の方々は、ぜひ遊びに来てほしい」
展示会の詳細は下記より。
https://www.motoya.co.jp/event/exhibition/collaboration-fair_2025_tokyo.html