【ローランド ディー.ジー.】立体的なテクスチャ表現ができるデジタルプリントソリューションを発表

ローランド ディー.ジー.㈱は6月26日、立体的なテクスチャ表現ができる独自のテクノロジーを搭載したデジタルプリントソリューション「DIMENSE DA-640」を発表。同日販売を開始した。
このソリューションは、熱を加えると発泡する専用メディアと、発泡をコントロールするストラクチャーインク、フルカラー印刷が行えるインクジェットプリンターで構成。プリンターで印刷後、内蔵されているヒーターでメディアを加熱すると、ストラクチャーインクを塗布していない箇所が最大2mmの高さまで発泡して凹凸を表現する。
専用メディアは、マット、スエード、シルバー、ゴールド、パール、カメレオンなど豊富な種類をラインナップ。高い耐擦過性を実現したものや、壁紙などの施工物の性能を定めた米国のType IIに対応したメディア、屋内サイン・ディスプレイ用も用意している。専用メディアはPVCフリータイプ。CMYKインクは安全性の高いレジンタイプ、ストラクチャーインクはブチル・グリコール・フリータイプを採用。AgBBやA+認証、UL、GREENGUARD Gold認証などの各種安全基準にも準拠している。
簡単なデザイン制作からテクスチャデータの反映、プリンターでの出力シミュレーションまでが行える専用のソフトウェア「Roland DG Connect Designer DIMENSE Module」も用意。詳細な印刷条件を簡単に設定でき、高品質な出力が行えるWindowsおよびMac対応の出力用RIPソフトウェア「VersaWorks 7」も標準付属している。