【三共コーポレーション】「現場のお助けビット」の新製品発売

　㈱三共コーポレーションは5月27日、オリジナルブランド「H&H」より、日本製ジグソービットの新製品「H&H ジグソービットBlack」2アイテムを発売している。
　同製品は、これまで好評だった「H&H ジグソービット」を、大西工業㈱との協業によりリニューアルしたもの。切断性能や耐久性はそのままに、外観を精悍なブラックに一新。品質・性能ともに日本製となる。
　同製品のベースとなった「H&H ジグソービット」は、インパクトドライバー1本で“穴あけから開口作業まで”を可能にする独自の2面刃形状を採用し、電気工事士をはじめとする多くのプロユーザーから「現場のお助けビット」として高く支持されてきた。特に、急な配線増設や開口変更など、現場での“予定外”に柔軟に対応できる点が評価されていた。刃の切れ味と性能を支えていたのは、国内工場の熟練職人による精緻な加工技術。しかし、時代の流れとともにその職人が引退、生産継続が困難となったことで、惜しまれながらも販売終了の危機を迎えていた。こうした中、同社は国内メーカーでの再現を模索。長年にわたり高品質な切削工具を製造してきた大西工業の協力により、当時の使用感と性能をそのままに再現することに成功した。
　「木材や石こうボードなどの開口処理に扱いやすく、看板設置や点検時のちょっとした開口作業にも最適。屋外・屋内問わず、限られた工具で効率よく作業を進めたい看板施工・メンテナンスの現場で、活用できるのではないかと期待している」（担当者）。