• HOME
  • ブログ
  • OOH
  • 【タマテック】工場の新建屋看板の企業ロゴにチタンを採用

【タマテック】工場の新建屋看板の企業ロゴにチタンを採用

 福島県内の航空宇宙、半導体製造装置、医療機器など向けにチタン、ステンレス、アルミの精密加工を行う㈱タマテックはこのほど、福島県岩瀬郡にある同社第四工場の新建屋看板にチタンを採用したと発表した。完工は今年4月。
 今回施工されたチタン製看板は、日本製鉄のチタン需要家である㈱東京チタニウムがチタン素材販売・委託加工の双方向の取引関係があるタマテックから工場建屋新設の情報を入手。日本製鉄も協力して看板素材へのチタン採用をPRした結果、実現したもの。タマテック自身が長年にわたり、チタンの加工を広く手掛けられていることや最新鋭のハイテク工場を個性的に演出するための意匠性などが評価され、採用に至ったという。
 採用されたチタンはJIS TTP340Cの一般加工用冷延板。東京チタニウムが切断、曲げ、溶接し、日本ブラスト加工研究所、㈱ホリエによる陽極酸化発色で表面の意匠を作り込み、チタン固有の金属感を活かした、上品ながら力強いデザインの実現に貢献した。なお、日本製鉄によると、これまで工場など製造現場におけるチタンは配管やタンク、装置などの耐食性目的がほとんどだったが、今回は屋外の大型看板として初採用。建物外壁にアクセントを与える照明内蔵の金属製看板として設計されており、より身近な案件として使い易さを示す事例だとし、今後も看板企画会社、デザイン事務所などと連携し、最先端素材であるチタンの特徴を活かした個性豊かな表現による建築意匠の拡大に取り組んでいく考えだ。

(写真はチタン製看板の夜間=LED照明)

関連記事一覧