【シンクイノベーション】オリジナル自動化機械7製品の発表会を開催

 アクリルスタンドやオリジナルTシャツなどオーダーグッズの製作を行うシンイノベーション㈱は、自社開発した7製品の先行お披露目会を9月9日午後1時から、東京都港区の産業貿易センターで開催した。
 当日は、販売代理店やプレスなど約100人が参集。発表されたラインアップは、①缶バッジ量産型高速自動機、②缶バッジフレキシブル自動機、③ナスカン取り付け自動機、④OPP袋入れ自動機、⑤ラベル貼り自動機、⑥Tシャツたたみ自動機、⑦ペット用小型3Dスキャナーの7製品。
 冒頭、三輪社長は「今回発表する製品のうち、6製品が自動機。スピード感をもって開発した背景には、人材問題がある。採用するコストは今後さらに上昇が見込まれるため、製作の自動化は業界にとって急務だ」と挨拶。続いてプレゼンテーションを行い、自動化のメリットとして、①安定した生産と生産性向上、②単価据え置き提案が可能、③人的ミスの削減、④管理費用の抑制、⑤作業・教育コストのカット、⑥注文減少時のリスクマネジメントを挙げた。自動機はユニテックス㈱との協業で開発。今後も密に連携し、更なる製品開発と販売を進めていくという。
 その後会場では、一部のサンプル機によるデモンストレーションを来場者に披露した。各機械の主な特徴は次の通り。

①缶バッジ量産型高速自動機
57㎜缶バッジ専用のハイスペック機。専用紙とパーツセットのみで、約2秒に1個生産できる。
②缶バッジフレキシブル自動機
治具・設定を変えられることで、多品種の缶バッジが生産可能
③ナスカン取り付け自動機
アクリルキーホルダーのナスカンを取り付ける自動機
④OPPP袋入れ自動機
OPP袋へ製品を収納後、封鎖シールを剥がし、袋を閉じる自動機
⑤ラベル貼り自動機
ラベルプリンターと一体となり、リアルタイムでプリントしながら貼り付けまでを行う
⑥Tシャツたたみ自動機
Tシャツを束ねてセットすると、1枚ずつシャツを拾い、畳んで袋入れまでを行う自動機
ペット用小型3Dスキャナー
ペットの撮影に特化した3Dスキャナーで、0.5秒で撮影が終了する。

 なお、同社は9月30日から東京・池袋サンシャインシティ文化会館で開催される「OGBS 2025」に出展。今回発表した製品の一般向け披露を予定している。

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