【特別企画】「SIGN EXPO 2026」が6月10~12日に大阪南港ATCホールで開催。主催する近広連の松本淳会長、石川哲朗実行委員長に話を聞く

(一社)近畿屋外広告美術組合連合会(近広連)主催の西日本最大の広告資機材見本市「SIGN EXPO(以下サインエキスポ)2026」が6月10日~12日までの3日間、大阪・南港のATCホールで開催される。
今年の出展内容やセミナー、体験コーナーなどの見どころについて近広連・松本淳会長と石川哲朗実行委員長に話を聞いた。
◎今年の資機材見本市
松本 「サインエキスポは、国内のサイン・ディスプレイ製作会社をメインに後援や協賛などをいただいている関連団体、アジア広告連合会の会員国である中国やマレーシア、ベトナム、台湾など海外からも多くの来場者を見込んでいる。開催規模は昨年を上回る53社・団体(105小間)。初出展社も10社に微増した(昨年は9社)。6月11日夜は出展社との『ウェルカムパーティー』、12日には恒例となった近広連青年部による大納涼会を実施する計画だ」
◎出展社の傾向
石川 「出展社は例年にも増してバラエティー、バランスが取れ、内容の濃い展示構成だ。主な業種はデジタルサイネージ、LEDビジョン、LEDモジュール、照明器具、各種広告電材、金属・樹脂系サイン、インクジェットプリンターやメディア関連、加工機のほか、労務関係では保険や事業承継。現場施工で使用する脚立や工具、空調服など」
松本 「例年と異なるのは業界団体が出展している点だ。例えば、協賛団体である関西ネオン工業協同組合はネオンサインの実物を展示するほか、書籍「NEONZINE」も販売するという。また、今年は会場内にキッチンカーを2台常駐させるので休憩所で飲食はもちろん、打ち合わせなどに利用いただきたい」
「昨年の展示会は、大阪・関西万博の会期中だったのでATCホール近隣の駐車場料金が普段より高く、車で来場する方々の滞留時間が、一昨年に比べると短かった印象だ。今年は通常料金なので、じっくりと観覧でき、来場者の滞留時間は昨年よりも長くなるのではないか。ただ、今年から最終日は午後4時閉会。同日に来場する方は早めに会場へ来てほしい」
◎体験・実演コーナー、セミナーは
石川 「東京の展示会で話題を集め、これからの施工法として注目されている『ロープアクセス工法の実演・体験』が目玉。また、アシストスーツの着用や電動モビリティ乗車といった体験会を予定している。これらのコーナーは会場入り口のエントランスホールに設営されるほか、日本屋外広告業青年部連合会の『カストリ選手権』も実施される。青年部は豪華景品の当たるお楽しみ抽選会運営のほか、看板資機材や防災グッズなどの物販も予定している。11日には『屋外広告物点検技能講習(更新/新規)』も開催されるので、受講者の来場も見込みたい(会場は地下2階のDホール)」
「セミナーを紹介すると、広告資材や施工関連では昨年の道頓堀火災を踏まえた防火認定をテーマに、〝どの素材を使えば不燃認定されるのか〟を聴講いただきたい。このほかウィンドウフィルムの施工実演、あと施工アンカーの適正な運用など。マネジメント関連では人手不足解消、生成AI、AR(拡張現実)。当連合会では、来場者視線に立ち、興味や関心をもってもらえる内容を今後も設定したい。2月末に大阪で開催された技能グランプリ入賞作品の展示や、(公社)日本サインデザイン協会の『第59回日本サインデザイン賞パネル展』も行われる」
「さらに㈱ダイカン主催の「Sign Expression Award」は受賞作品の展示のほか、セミナー会場では12日午後3時20分ごろに授賞式を行う予定。応募資格が日本国内の専門学生、大学生・短大生なので、若い世代の来場者も見込んでいる」
◎今年の特別企画
石川 「(一社)日本カーラッピング協会(JCWA、苅谷伊会長)の『第5回全日本PPF選手権2026』が開催される。選手権の観覧者が、会場内を回遊できるよう誘導したい。JCWAは競技風景をYouTubeで配信するので、視聴者の来場にも期待したい」
◎来場者誘致プロモーションは
松本 「近広連役員のほか、所属組合(6府県)をはじめ後援、協賛団体などにチラシやポスターを送付した。例年同様、大阪や京都の主要駅の広告媒体(ポスターやサイネージなど)でプロモーションを実施中だ」
◎行政関係者も多数来場する
松本 「屋外広告物行政に携わる大阪府下の行政担当者は毎年30人前後が来場し、実行委員会が引率して会場内を視察している。今年は国土交通省(近畿地方整備局)にも声がけしている」
◎展示会の未来像
松本 「毎年、話しているが、出展社が『出展してよかった』、来場者は『来てよかった/楽しかった』、そして当連合会は『開催してよかった』という〝三方よし〟の展示会運営を引き続き心掛けたい。また、将来的には協賛団体と連携し、会員増につながる施策を提案し、Win-Winの関係を築いていければと思っている」
石川 「業界のプロが仕掛ける展示会として、サイン業界団体が自ら主催する特色を生かし、出展社と来場者の『商売につながる交流』、そして『これからの業界を盛り上げていくこと』を第一に考えている。既存の出展社が継続出展いただく機会は減りつつある。このため、以前から出展領域の裾野の広げるため、他業界の展示会でPRしてきたが、今年はこれが功を奏し、初出展増につながった。今後も建材や内装、照明、印刷、サイネージなど、サイン業界に近しい展示会に参加し、サインエキスポに出展してもらえる営業提案を継続していきたい」
(写真は右から近広連・松本会長、石川実行委員長)

