【ダウ日本】東京2020を彩った装飾用バナーから作られた植木鉢を東京江東区に寄贈

 ダウ・ケミカル日本㈱(ダウ日本)は、IOC(国際オリンピック委員会)との協力のもと、オリンピックのレガシープロジェクトとして制作した、東京2020オリンピック大会で使用された装飾用バナーをリサイクルして作られた植木鉢1300個超を、凸版印刷㈱と共同で、東京都江東区に寄贈した。
 昨年12月22日、ダウ日本代表取締役社長・桜井恵理子氏と凸版印刷の専務執行役員情報コミュニケーション事業本部長・齋藤昌典氏は、江東区区役所を訪問し、山﨑孝明区長に寄贈を報告。植木鉢は、区内の小中学校に贈られ、環境教育に役立てられる。(写真左より、江東区教育委員会教育長・本多健一郎氏、ダウ日本代表取締役社長・桜井恵理子氏、江東区区長・山﨑孝明氏、凸版印刷㈱専務執行役員情報コミュニケーション事業本部長・齋藤昌典氏)

 ダウは、2010年から2021年末まで、オリンピックの「公式化学会社」を務めている。同社は凸版印刷と協力し、ポリオレフィンベースの膜材を開発。イベントでサインやバナーに採用した。両社はこれらを回収し、再生樹脂としてリペレット化。木材廃棄物に含まれる材料と混合することで、木とプラスチックの複合材を生産する。今回、東京2020の「レガシープロジェクト」の一つとして、大会で使われたリサイクル可能な装飾用バナーから植木鉢を制作した。昨年11月には、プロジェクトで制作した植木鉢の一部を、宮城県東松島市に寄贈している。
 ダウ・パッケージング・アンド・スペシャリティ・プラスチック事業部 日本・韓国担当営業本部長・斉藤雅則氏は、「グローバルでダウは、サーキュラーエコノミーの構築に貢献し、プラスチックのリサイクル目標を掲げている。日本においても廃棄されることの多い装飾用バナーを、リサイクルした植木鉢を使って頂くことで、持続可能な地域社会を作ることに参加する方法を考えるきっかけとなればと願っている」と話している。

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